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造園における伐採の意味と工事の費用相場を詳しく紹介

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造園工事では樹木の伐採をする場合があります。

 

造園業者に庭の木を伐採してもらうこともできますが、伐採という言葉を聞くと森林伐採が思い出されてあまり良いイメージを持たない人もいるでしょう。

 

しかし、伐採は庭の管理をするうえで重要な場合もあります。

 

この記事では造園における伐採の意味と目的を詳しくまとめました。伐採工事を造園業者に依頼するときにかかる費用相場についても紹介するのでご活用ください。

 

造園における伐採の意味

造園における伐採とは庭をデザインして管理するうえで不要な樹木を切り倒すことです。通常は木の根元から1センチメートル前後のところで切ります。

 

育ち過ぎてしまって倒れる危険がある木や、手入れが難しくなってしまった木、庭の景観が悪くなる原因になっている木などを切り倒すことが主な目的です。

 

林業における伐採との違い

林業でも伐採がよくおこなわれています。造園の伐採とは違い、林業の伐採では木材を生産することが目的です。

 

植樹をして林で木を育てていき、木材として適切に使える段階まで成長した時点で伐採して加工します。

 

植樹をして育てずに、自然の木をむやみに伐採したり、樹木を育てるよりも早いペースで伐採したりしたときには森林破壊になるリスクがあります。

 

森林伐採が環境問題の一つとしてよく話題になるのは、きちんと管理しながら伐採をしていない業者がいることが原因です。

 

伐採と剪定の違い

造園業者に依頼する作業として伐採のほかに剪定もあります。剪定は樹木を成長しやすくしたり、形が整ってきれいになるようにしたりすることを目的とする手入れ作業です。

 

造園では庭の美しさを保つためのメンテナンス作業としてよくおこなわれています。剪定では枝葉を落とすことで成形するのが基本で、伐採のように根本から切り倒すことはありません。

 

伐採と抜根の違い

伐採と抜根はどちらも問題になっている木を除去する作業という点では同じです。伐採は樹木の地上部分を除去するだけなのに対して、抜根は木の根も抜き取るのが違いです。

 

木の根を掘り起こすため、抜根は伐採に比べて大きな工事になります。造園工事では抜根まで施工することで新たに植栽をして庭をデザインすることも可能になります。

 

庭木を抜いて新しい木を育てたいという場合にも抜根が必要です。

 

伐採工事を造園業者に依頼する費用相場

樹木の伐採を造園業者に依頼するときには平均的には1本あたり5,000円程度の工事費用がかかります。

 

ただ、樹木の状態や抜根を必要とするかによって費用が異なるので注意しましょう。

 

伐採費用に影響する要素

伐採工事にかかる費用を左右するのは主に樹木の大きさです。幹が太くて木が高いほど伐採費用は高くなります。

 

枝葉が多くて先に落とさなければ伐採が難しい場合にも追加費用がかかる場合があります。また、抜根をする場合にも施工費用が追加でかかることがあるので注意が必要です。

 

造園工事での伐採費用の見方

造園工事を依頼するときには伐採費用は全体の施工内容の一つでしかありません。造園業者から見積もりを提示されたときには内訳を確認しましょう。

 

植栽工事などの伐採以外の工事費用や、伐採した木の処分費用などがきちんと記載されていて、それぞれが相場に合っていることを見ることが大切です。

 

大きな樹木を伐採するときには運搬のトラックも大きくせざるを得ない場合があります。費用の詳細がわからない見積もりを提示されたときには内訳を明記してもらいましょう。

 

造園業者に伐採の相談をするときのポイント

造園業者に伐採を依頼する前に準備しておいた方が良いポイントが3つあります。以下のポイントを整理しておくとスムーズに相談を進められます。

 

伐採・抜根の違いを理解して自分なりに希望を考える

根を抜くかどうかをよく考えて意向を決めておきましょう。抜根をすれば樹木が生えていた場所を植栽に生かすことが可能です。

 

伐採しただけならまた成長する可能性がありますが、ちょうど良い大きさの切り株になれば椅子や作業台などとして活用できる場合もあります。

 

トラブルを起こしている木をなくしたいという目的で、費用を安く抑えたいなら伐採が良いでしょう。どちらが良いかはケースバイケースなのでまずは自分なりに考えてみることが大切です。

 

伐採が必要かどうかを相談するかを決める

伐採が必要なのかどうかを判断するのが難しい場合もあります。例えば、庭の樹木が大きくなりすぎているときには剪定すれば十分なときもあります。

 

ただ、ずっと手入れをしていなかった樹木の剪定をした直後は景観が悪くなりがちです。造園工事後にすぐに美しい庭になって欲しい場合には、伐採や抜根をして植栽をする方が良い場合が多いでしょう。

 

伐採が必要かどうかを判断できないときには、造園業者に相談して決める方法もあります。

 

伐採と抜根で悩んだときにもプロとして相談に応じてくれるので、迷ったときには話を聞いてみるのがおすすめです。

 

最終的にどのような庭にしたいかを考えておく

造園業者に相談するときには最終的な庭のイメージを具体的に考えておくのがポイントです。

 

例えば、育ち過ぎて家が陰になってしまって困っている木を伐採して欲しいと思って相談するときに、木がなくなったあとの状況をイメージしていなかったために後悔する場合があります。

 

木があることで日差しを遮ってくれていたお陰で家が涼しくて済んでいた、木で隠されていたので隣の家から自宅の中が見えなかったということもあります。

 

一回の造園工事で理想の庭の姿にできるようにイメージを膨らませましょう。どのような庭にしたいのかを考えて、希望するポイントをリストアップしておくとスムーズに打ち合わせを進められます。

 

まとめ

伐採とは木を根本に近いところで切断することです。造園では庭をデザインするうえで不要な木を除去する目的で伐採をします。

 

抜根とは違って伐採では木の根が残るため、その場に植栽をすることはできません。

 

しかし、木を除去する方法として伐採は工事費用を抑えやすく、切り株を生かして庭をデザインすることもできる点で優れています。

 

美しくて快適な庭にするための作業の一つなので、気になる樹木があるときには造園業者に相談してみましょう。

 

会社名:株式会社 造園屋みやび

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