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ー池を作る造園の基礎知識!メリット・デメリット・費用を詳しく解説ー

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「庭に池があったらいいのに」とお考えの方はいらっしゃいませんか。

池を作るときは、造園業者に依頼するのが一般的です。

造園業者に池作りを相談する前に、池を作るメリットやデメリット、造園業者に支払う費用の目安などを知っておくのがおすすめ。

 

この記事では、池を作るときに知っておきたい基礎知識を解説します。

 

そもそも池を作れるかをチェック

自宅などに池を作りたいと思っても、立地によっては難しい場合があります。

 

例えば、池の水を確保するには給水設備が必要です。

近くに給水設備がない場合は、水を引く作業が必要になるなどして、大規模な工事になるかもしれません。

 

また、池で魚など生物を飼育するなら、池に日向と日陰の部分があると良いでしょう。

同じ池でも日向と日陰では生息する動植物が異なるためです。

 

池を作る前に、まずは以下を参考に自宅の庭が池作りに適しているか、チェックしてみましょう。

 

・庭の近くに給水設備があるか

・池を作ろうとしている場所から水道までホースが届くか

・庭に高低差があるか

・排水エリアが近いか

・日向と日陰を作れる環境かどうか(動植物を飼育する場合)

 

上記すべてに当てはまればベストですが、そうでない場合は造園業者に相談してみてはいかがでしょうか。

造園のプロならではの視点から、良い提案をしてもらえる可能性があります。

 

池を作る造園のメリット

庭に池があると、見た目が良いだけでなくリフレッシュできるなどのメリットが得らレます。

ここでは、池を作ると享受できるメリットを紹介します。

 

癒しを得られる

自宅に自然を感じられる池があれば、いつでも心が癒されるのではないでしょうか。

池の周囲に生息する植物や池の中を泳ぎ回る魚を眺めていると、心も穏やかに落ち着きそうです。

自然を求めて郊外に出かけずとも、自宅で自然を感じられるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。

 

動植物を楽しめる

庭に池ができれば、池の周囲で植物を育てられますし、池で魚を飼いエサやりなども楽しめます。

植物の変化から季節の移り変わりも感じられるでしょう。

 

お子さまがいらっしゃるご家庭なら、お子さまが動植物に触れることで、豊かな心が育まれそうですね。

 

見栄えがする

庭の見栄えがよくなるのも池を作るメリットです。

川や海を表現する日本庭園の池や噴水を導入したウォーターガーデンなど、趣向を凝らした池は眺める人にインパクトを与えられるでしょう。

 

小規模な池でも、庭の雰囲気がガラリと変わり豊かな自然を感じられる場所になりそうです。

 

池を作る造園のデメリット

庭に池があることはメリットばかりではありません。

池を作るデメリットを知らずにいると、造園業者にお金を払って池を作ったのに、「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう恐れも。

 

次から紹介するデメリットも踏まえたうえで、池を作るか検討し造園業者に相談すると良いでしょう。

 

事故が発生するリスクがある

庭に池があると、事故が発生するリスクが上がります。

足元が滑りやすくなる可能性がありますし、うっかり池に転倒してしまうかもしれません。

 

特に、元気よく走り回るお子様や足腰が弱っている高齢者の方がいらっしゃるご家庭は、注意すべきでしょう。

また、ペットの犬や猫が池に落ちてしまったというケースも度々見られます。

 

湿気によって家が劣化しやすくなる

庭に池があると、周囲の湿度が上がってしまいます。

木造住宅の場合は、湿気によって家の骨組みなどが痛み腐敗しやすくなる恐れがあります。

 

池を作る場合は造園業者に相談して、庭に斜面を作るのがおすすめです。

勾配をつけて家と反対の方向へ水が流れるようにすると、湿気や水の影響を受けにくくなります。

 

蚊が発生しやすくなる

蚊は水が溜まった場所から発生します。

そのため、池は蚊にとって絶好の繁殖ポイント。

場合によっては、大量の蚊が発生し、虫刺されなどに悩まされる恐れがあります。

 

尚、蚊の発生は、池にメダカなどの小魚を飼うことで対策ができます。

小魚類は蚊の幼虫をエサとしているためです。

 

定期的なメンテナンスが必要

池は作ったら終わりではなく、定期的にメンテナンスをして管理する必要があります。

 

池をメンテナンスせずに放置してしまうと、水が濁り、悪臭が発生してしまいます。

美しい池を維持するには、主に以下のような作業が必要になります。

 

・発生した藻の除去

・池の底にたまった落ち葉・ゴミの除去

・池の周囲の雑草の除去や育ちすぎた植物の選定

・水量の管理

・水を循環させる

 

また、経年劣化により漏水などが見られた場合は、造園業者などに修繕してもらいましょう。

 

解体に費用がかかる

何らかの理由で池を解体する場合には、解体業者や造園業者に依頼する必要があり、当然費用が発生します。

 

小さな池であれば「自分で池を埋めてしまえばよいだろう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、池のある場所は水分量が多くなっており地盤が緩んでいるため、専門的な知識なしに池を埋める作業は危険です。

コンクリートの撤去が必要な場合は専門的な知識と技術を要しますので、解体業者、または造園業者に依頼するのが良策です。

 

尚、池の解体費用は規模にもよりますが、約20万円が相場です。

 

池作りにかかる費用目安

では、池を作るにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

造園業者に依頼した場合、約5万から20万円程度かかると見ておきましょう。

金額に差があるのは、池の大きさや施工方法によって料金が異なるためです。

 

池を自作する場合

造園業者に依頼せず、自分で池を作る方法もあり、費用はほとんど、次に挙げる道具や材料費だけですので2万〜5万円程です。

 

【池を自作する場合に必要な道具・資材】

・スコップ

・石、レンガなど

・砂

・フィルター

・水草

・貯水部の材料

・池で飼育する魚

 

池を自作すればコストを抑えられますし、池を作る楽しみがあります。

完成したら、大きな達成感も味わえるでしょう。

 

しかし、「池をきれいに作りたい」「メンテナンスが億劫なので耐久性のある池が良い」といった希望がある場合は、多少高くてもプロの造園業者に依頼するのがおすすめです。

プロの技術で作られる池は、クオリティが高く満足できる仕上がりになるでしょう。

 

池の維持にかかる費用目安

池の維持にも費用が発生し、目安は年間1〜2万円です。

 

維持費の内訳は主に以下の通りです。

・電気代

・水道代

・掃除代

・エサ代(池に魚を飼う場合)

 

上記の電気代は、池の水を循環させるための電気ポンプを稼働させるために必要です。

電気代も水道代も池が大きくなればなるほど維持費がかかりますから、池を作るときには維持費やメンテナンスの手間も考慮して大きさを決めましょう。

 

まとめ

自宅に庭を作ると、管理の手間がかかる、蚊が発生する、湿度が上がるといったデメリットがあるとわかると、池づくりを躊躇してしまうかもしれません。

しかし、自宅に池があると、心が癒されたり自然が感じられたりし、日々の生活が豊かになるでしょう。

 

池を作ろうか迷っている方は、一度造園業者に相談してみるのがおすすめです。

作りたい池のイメージだけでなく、池作りをためらう理由も相談してみると、プロの視点から良い提案をしてもらえるでしょう。

会社名:株式会社 造園屋みやび

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