造園と園芸の違いについてくわしくご紹介
都会だと多くの方がアパートやマンションといった集合住宅に暮らして、庭付きの一戸建てなんて夢の世界です。だからこそガーデニングに憧れるのではないでしょうか。ベランダや屋上でささやかな夢を叶えているという方もいらっしゃるはずです。
また、庭がある家に住むことが出来たとしても最初はただ土があるだけの場所です。もしかしたら雑草がはびこっていたり、夢のガーデニング生活をするには、素人ではなかなか難しかったりもするのです。
願いをかなえるために必要となるのは造園業者・植木屋さんどちらなのか、素人だとその辺りの違いはむずかしかったりします。
造園と園芸の違いも、まずは植物と関わっていく上での用語について勉強することこそが必要です。多くの人が何かよくわからないままに、なんとなくあいまいで済ませているのです。
造園とは
造園業者が相手にするのは植物だけではありません。植物は多数ある中の一つ、岩や石・砂や樹木・苔・草と多岐にわたっているのです。
岩や樹木が関係してくるのですから、造園業者に頼らざるを得ないことはお分かりいただけるはずです。一つ一つの庭石、大きなものだと動かすことなど不可能ですし小さ目でも腰をやられます。
これらのモノたちを使って何をするかというと「庭園」を「造る」、まさに造園というわけです。庭そのものを作り出してくれるので、土だけがある空間・雑草がはびこっている庭をステキな庭へと変えたいと望む場合に、まずは来てもらうのが造園業者ということとなります。
岩や松の木を配置して日本庭園を祖父が作っていたが、自分は好みではなくもっと実益を兼ねた場としたい・畑に変えたいなんて言う時にも造園です。
新規作成だけでなく、作り直し・リフォームの際にも業者に声をかけてみることをおすすめします。
趣味の範囲では終われない庭そのものを作り出す作業に造園業者はうってつけなのです。
園芸とは
花や果実・野菜など植物を育てること、それが園芸です。岩や石や砂を相手とすることはありません。人によっては苔や草を扱うことはあるかもしれません。
農家だって植物を育てていますが、園芸とは別物です。園芸は趣味、お金を稼ぐためではなくあくまで植物を育てることそのものに重きを置いているというわけです。
人によっては苔を育てる方もいます。自然に生えているような名も無いような草を可愛がる方もいるかもしれませんが、岩や石は水をやっても肥料を与えても変化をもたらすことはなく、園芸とは違います。
大掛かりな重機などは不要です。
土や肥料をホームセンターで買ってくるのが重たいですが、ちょっと頑張って買いに行くしかないです。造園業者はあるけれど園芸業者はないのです。建設業登録の資格とか種別とか、関係のない個人的な世界となります。
造園と園芸の違い
園を造るのが造園、その造られた園で芸事を楽しむのが園芸といった定義です。荒れ果てた場所を借りたり買って園芸を始めようと考えた場合に、造園とは切っても切り離せない仲となるのです。
重機を使う造園業者、でも土木作業とは違います。庭造りという目的があります。重機不要で植物の知識があれば良いのでスタッフを雇ったり道具を揃える上でのハードルも下がり、会社側としても取り入れやすいのかもしれないです。
造園や園芸とガーデニング
ガーデニングというと造園・園芸どちらの意味にあるのか、もうお分かりだと思います。
ガーデニングに業者が入ってくることはないはず、あくまで趣味の範囲です。
ガーデニングで庭石を動かしましたなんてこともなし、あくまで囲いなどをして花壇のそうして出来た花や野菜は、せいぜいご近所や親せきに配る程度でそれで商売しようなんて考えてはいません。
園芸とガーデニングがイコール、造園や農業とは別物というわけです。ガーデニングをするために造園をお願いして庭を造ってもらう、といった流れとなります。
ガーデニングブームの理由とは
日本と言えば日本庭園、松の木があり大きな岩が配置され石で水の流れが作られてといった状態です。今も歴史的建造物の中で観ることができ、眺めていると心落ち着くはずです。でもそれが自宅の庭にあったとしたら、なかなか管理が大変です。
松の木も簡単に適当な枝を切ってよいわけではなく、切る場所はちゃんと決まっていること、形よく整えてやらなければならないことは盆栽でもおわかり頂けるはずです。
日本の庭の管理はどちらかというと造園の分野で、趣味でやろうと思ってもかなり難しくプロの手が入らなければならなかったのです。とてもお金がかかります。
そんな中でタイルやレンガ・彫像などヨーロッパの品がどんどん入ってくるようになりました。和風庭園よりもお洒落でかっこよくお手入れの手間もかからない。日本とは違った草花も華やかで可憐で魅力的です。
というわけでガーデニングブームが起こったのです。今やガーデニング用品はいくらでもホームセンターやネットで手に入ります。
造園業者が入ることなく、自分たちで思い通りの理想の状態を作り出せるようになったというわけです。
ガーデニングというとイギリス庭園を思い浮かべるはず、日本よりも気温が低く雨の量も少ないイギリスの庭です。
そのままだと寂しい限り、だからこそさまざまな植物を集め少しでも華やかに明るくと頑張ってきました。ぱっと見でいい感じに見えるのも当然です。
一方で、日本には四季があります。水も豊かで、そのままでも草木は育ち落葉・紅葉と景色の移り変わりも楽しむことができるのです。
取りあえず造園をして庭を整えてもらう方が植物も育てやすいですが、その際に英国風・日本風のどちらを目指すか園芸の方向性は定めておく方がよさそうです。
会社名:株式会社 造園屋みやび
住所:〒547-0044 大阪府大阪市平野区平野本町1丁目13-9
TEL:06-7713-0920
営業時間・定休日:日曜日・祭日