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ー雑木の造園をつくるときに知っておきたいポイントをくわしく紹介ー

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雑木の庭は

 

雑木の造園は、おしゃれな空間を作りやすいとして、最近注目され始めています。

しかし、造園となると手入れを大変に感じたり、雑木の種類に何を選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか?また、どのようなレイアウトにするのが、建物や環境に合っているのか、詳しく知らない人も多いです。造園の剪定というと、どうしても専門的な知識が必要になります。

 

そこで今回は、雑木の造園を作るときに知っておきたいことをわかりやすく紹介したいと思います。自宅で緑を愛でながら癒されたり、おしゃれな空間を作ってみてはどうでしょうか?

 

雑木は

 

そもそも雑木とは、どのような庭木のことなのか、くわしくご存知でしょうか。

雑木とは、野山に生えているとても身近な樹木です。建材にするために植栽されている杉やヒノキなどではなく、特に利用目的などがない樹木であることがほとんどです。

このため、何かの役に立つわけではなく、雑然と生える木という意味で、雑木と呼ばれるようになったといわれています。

 

しかし、建材など暮らしの役に立たない雑木であっても、庭などの空間に緑があることで癒されたり、四季を感じられることには変わりません。また、雑木は基本的に環境に強いため、狭いスペースでも雑木の造園を作れます。加えて、雑木を育てるために特殊なスペースを設ける必要がないため、比較的育てやすく、お手入れしやすい種類が多いです。

 

親しみ深い雑木

 

役に立たない・価値がないと言われる雑木ですが、実は古くから暮らしの身近な植物として親しまれていました。

このため、雑木の造園には、どこか親しみや懐かしさを感じる人も少なくありません。昔を思い出させる雑木林がない都会で暮らしていても、マイホームを建てたときに、雑木の造園があると、落ち着く雰囲気を作れます。雑木の造園は、誰にとっても癒しの空間となり、親しみが湧くのです。

 

都市部のマイホームでは、大きな造園を作れない場合が多いです。しかし、狭いスペースの造園や玄関のアプローチに雑木があるだけでも、毎日の癒しになります。

 

雑木の造園を作るメリット

 

雑木の造園を作ると、自然と季節に合わせた日陰と日差しを得られるメリットがあります。

多くの種類の雑木では、ほかの植物と同じように春前から夏にかけて成長します。夏の日差しが強い時期では、青葉が茂るため、造園に雑木があると緑陰樹ができて、涼やかな空間が作れます。また、落葉樹であれば、夏を終えて秋に入るころには紅葉し、葉が落ちます。葉が落ちることで、冬の寒い時期には、日差しを得られ、造園を明るく暖かくしてくれます。

 

また、雑木で造園を作ると、自然の目隠しができるメリットもあります。

造園を明るくしたいと思っても、プライバシーを守ろうと思うとどうしても目隠しなどが必要になります。このため、造園そのものが暗くなってしまうことも少なくありません。

 

しかし、雑木で造園を作れば、雑木に約5m程度から約10m程度の高さがあるため、周囲に威圧感や圧迫感を与えることなく、自然の目隠しになります。

 

季節を感じる

 

雑木の造園に限ったことではありませんが、造園に植栽することで、季節を感じられるメリットもあります。

春に芽吹き、夏に青葉が茂り、秋に紅葉を楽しめます。また落ち葉になってしまう冬でも、幹の強さを感じたり、雑木に鳥たちが集まる姿を鑑賞できます。四季折々の美しさや植物の命の力強さ、四季の移ろいを身近で感じられるのです。

毎日触れることで、季節に応じて雑木がどのように変化するのか、自然と知ることができるため、小さな子どもにとっては教育の機会にもなります。

 

デメリットもある

 

雑木の造園を作るメリットを紹介しました。しかし、雑木の造園にはデメリットもあります。庭づくりをするときは、メリットとデメリットをしっかり把握しましょう。

 

まず、雑木の造園を作るときには、種類によって木が大きくなる可能性があります。ケヤキや楠など、木が大きくなる雑木では、植えるときに十分な距離を取る必要があります。木と木の間隔を空けずに植えてしまうと、うまく根が張れなかったり、雑木の成長に伴って植え替えなどが必要になります。

 

また、背が高くなる雑木では、造園が季節に関係なく暗い雰囲気になるデメリットもあります。緑を多く感じられますが、風通しが悪く、湿気が起きやすくなったり、害虫の被害に遭いやすくなります。加えて、背が高くなる雑木の手入れを適切に行わないと電線に引っかかったり、近隣の住宅に迷惑になることもあります。

 

根が強い

 

雑木の造園を作るときには、間隔を空けて雑木を植える必要があると前述しました。これは雑木は根が強いというデメリットがあるためです。

雑木の根の強さは、ときに建物を持ち上げてしまうほどになります。建物を持ち上げるほど、根が生えてしまったときには、建物の基礎を壊さなければ雑木の伐採ができません。

このため、雑木を植えるときには、建物から約2m程度から約3m程度は離して植えるようにしましょう。

 

専門の業者に依頼しよう

 

造園に雑木を植えたいと思ったら、まず専門の業者に相談することをおすすめします。

専門の業者では、どのような種類の雑木が環境や立地に適しているかだけではなく、住む人や建物の雰囲気やバランスを考えてくれます。また、広さや建物との距離、造園に植えられているほかの庭木とのバランスも鑑みながら、希望する雑木の造園を提案してくれます。

 

加えて、専門の業者では、雑木の造園の手入れも依頼できます。雑木は日常的にできる手入れもありますが、季節の変わり目や木の高さを変える作業では、やはり専門の知識と技術が必要です。定期的に専門の業者に手入れを依頼している造園は、見た目の印象も美しい状態を保てるのです。

ほかにも、日頃の手入れの方法や注意しなければならない病気や害虫などを教えてもらっておきましょう。

 

まとめ

 

雑木の造園には、親しみや懐かしさを感じる人が多いです。四季の美しさや移ろいを感じながら、緑に癒される空間を作ってみてはどうでしょうか?ただし、雑木は根が強い特徴があるため、間隔を空けたり、建物から離して植える必要があります。知識がないまま雑木を植えてしまうと、住まいに大きな影響がでる場合もあります。

住む人や建物の雰囲気に合わせた雑木の造園は、専門の業者に依頼してみてはいかがでしょうか?

会社名:株式会社 造園屋みやび

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