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自然を感じる雑木の庭園。雑木の庭づくりのポイントを紹介

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雑木の造園は

緑を最大限感じられる雑木の造園。憧れる人も多いのではないでしょうか。

 

 

しかし、実際に造園を雑木でつくるには、どのようにすれば良いのかわからないという人は少なくありません。

 

そこで今回は、雑木の造園に合う木や、雑木の造園をつくるときのポイントなどについて詳しく紹介します。

 

雑木の造園に合う木を取り入れて、緑を存分に感じられる庭づくりをしてみてはいかがでしょうか。

 

どのような造園か

雑木の造園と聞くとどのような空間をイメージするでしょうか。

 

 

雑木の造園は、木の隙間から日差しが差し込み、まるで森林浴をしているかのような緑を感じられる癒しの空間です。現実のさまざまなストレスから開放されるスペースでしょう。

 

雑木とは、日本に自生する広葉樹のことです。そのため、在来の樹木による造園は雑木の造園と呼べます。雑木の庭園には、雑木林のような緑を感じ、日差しが降り注ぐ形が欠かせないものです。

 

都会の喧噪の中に建てられた住宅でも、雑木の造園があるだけで、どこか懐かしく落ちつく緑を感じられるのです。

 

雑木の造園に欠かせないものは

雑木の造園をつくるときには、欠かせない樹木があります。ここでは、雑木の造園に使われやすい樹木を紹介します。

 

アオダモ

 

華やかな花を咲かせることはありませんが、しなやかに佇むアオダモは、雑木の造園には欠かせないもので、取り入れる人が多いです。

 

アオダモは、山採りであり、下枝がないことが特徴です。樹形がしなやかですらっとしているので、雑木の造園にはバランス良く配置でき、最適なのです。

 

しかし、最近は山採りのアオダモが減っており、入手が難しくなっています。

 

アオハダ

真っすぐ伸びるアオハダは、すらっとした佇まいが特徴です。秋にはメス木が赤い実をつけ、葉は黄色く色づくため、紅葉や季節の移り変わりも楽しめる雑木の1つです。

 

アオダモと同じように、アオハダも山採りのものが減っています。しかし、樹形が似ているものは多くあり、選択肢の幅は広いです。

 

ナツハゼ

中木のナツハゼは、雑木の造園においてメインの木にはなりません。しかし、アオダモやアオハダと併せてレイアウトすると、雑木の造園の雰囲気を一気に作り出せます。

 

 

花と実がつき、秋には紅葉するので、雑木の造園の雰囲気を存分に楽しめる樹木として、取り入れる人が多い木です。

 

コナラ

雑木の造園に特有の里山の雰囲気をつくってくれる雑木がコナラです。しかしコナラは、アオダモやアオハダより大きく育ちやすく、バランスを合わせる必要があります。ただし、管理しやすい雑木でもあるので、取り入れやすい雑木の1つです。

 

コナラは、どんどん育って手に負えなくなることはあまりなく、成長しても問題のない場所に植えたり、しっかりとしたメンテナンスをしたりすれば、管理が大変な造園になるということはありません。

 

雑木の造園のポイント

雑木の造園をつくるときは、どのような雑木を植えるかもポイントですが、そのほかに
・空間の使い方
・雑木の組み合わせ
などが大切です。

 

それぞれ、どのようなことがポイントなのか紹介しましょう。

 

空間の使い方

雑木の造園を美しく仕上げるときのポイントは、空間を立体的に捉えて、配置やスペースを考えることです。

 

どうしても、空間を机上で考えるときには、平面的に考えてしまいがちですが、雑木に限らず樹木は立体です。

 

 

そのため、平面的に考えてしまうと、枝下の空間や隙間から入り込む日差しなどを想定できません。
造園のスペースを立体的に捉えましょう。

 

これは枝下に限ったことではなく、葉が揺れる情景や、人がどのように行き来するかの動線などを考えるときにも大切です。

 

どのような樹形の雑木を植えると、希望している造園の雰囲気が出来上がり、建物や暮らしに合ったものになるのかを考えて、空間を使うようにしましょう。

 

組み合わせ

雑木の造園は、さまざまな雑木を組み合わせることもポイントです。1つの種類の雑木だけを多く植えるのではなく、さまざまな種類の雑木を組み合わせて植えましょう。

 

 

大小の雑木が組み合わせて植えられることで、自然の雰囲気をつくれます。ただし、造園の広さに合わせたものを選ぶことが大切です。

 

また、さまざまな雑木を組み合わせるときには、一定の高さや種類の雑木をまとめて植えるのではなく、不規則さを生み出すようにしましょう。雑木林などで、木々の高さや種類が揃って生えていることはほとんどありません。

 

 

そのため、左右対称にしたり、高さを揃えて規則正しく並べたりすることを避け、あえて不規則に植えると、雑木の自然な雰囲気を感じられます。不規則に植えられていることで、1本ずつの雑木に動きが出て、風や光を感じられる造園になるのです。

 

専門家に相談しよう

雑木の庭園をつくるときは、雑木の種類を知り、どのような種類の雑木を組み合わせて植えるか、空間をどのように使うかがポイントです。

 

しかし、庭づくりに慣れていない人にとっては、どのようなものを選べば良いのかわからない場合も少なくありません。

 

そのようなときは、造園のプロである造園業者に相談しましょう。造園業者は、雑木の種類について熟知しており、どのような組み合わせが雑木の庭園に最適かを知っています。

 

また、造園業者は、建物の状態や暮らしている人の雰囲気に合わせて、雑木の造園を考えてくれます。

 

さらに、どのような環境を整えれば、雑木の造園にとって良いかを考えながら庭づくりの作業をしてくれるため、雑木の造園が完成したあとのメンテナンスも任せられます。

 

 

まとめ

今回は、自然な緑を多く感じられる雑木の造園について、詳しく紹介しました。

 

雑木の造園は、単純なものではなく、造園を平面ではなく立体として捉えてつくることが大切です。また、建物や暮らしている人に合わせた雑木の種類や組み合わせを考えて庭づくりを行う必要があります。

 

雑木の造園をつくりたいと思っても、なかなか自分ではうまく空間をつくれないことも多いです。それほど繊細な空間であり、考えられてつくられた風や光だからこそ、人を癒す力があるのです。

 

そのような雑木の造園をつくりたいと思うときには、庭づくりのプロである造園業者に依頼しましょう。造園業者では、希望の雑木の造園に合わせた雑木の種類や組み合わせを考えてくれます。

 

自然の癒しを造園で感じ、日頃のストレスから開放されてみてはいかがでしょうか。

 

会社名:株式会社 造園屋みやび

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